いつもご視聴ありがとうございます。 岐阜で訪問マッサージをお探しなら 岐阜ひだまり治療院をご用命ください。 今回は股関節の拘縮予防の重要性とその施術動画をお送りさせて頂きます!
股関節は大腿骨と骨盤からなり、大腿骨の骨頭が関節窩にしっかりとおさまっています。この部分を直接身体の外から把持することは難しいため、動かす際には大転子をめやすとします。手を自然におろした際に、手首のあたりに触れる突出部が大転子です。腸骨稜の突出部と近いところにあり、位置を混同しやすいため注意しましょう。 股関節の可動域訓練のポイント!! 動かす際の注意点
■股関節の可動域訓練 動かす際のポイントと注意点 股関節は屈曲・内外転・回旋の動きをします。股関節を動かす際のめやすとなるのが大転子です。しっかりと把持して動かしていきましょう。股関節を動かす際は、膝の動きも意識します。屈曲していく際は、膝も同時に曲げていきながら、やや外側に開いていくイメージで行います。内外転や回旋の動きの際も、膝をやや曲げた状態で行うとよいでしょう。
■膝関節の可動域訓練 膝関節は大腿骨と脛骨・腓骨、膝蓋骨からなり、曲げ伸ばしの動きをします。膝蓋骨の動きが悪いと膝が動かしづらくなるため、この部分の動きを意識することが大切です。曲げ伸ばしの際は、脛骨の回旋の動きを伴います。膝を曲げるときには下腿部をやや内側にねじり、伸ばすときにやや外側に戻すようなイメージで行うと動かしやすくなります。介助者の手を患者さんの膝に添え、ゆっくりと動かしていきましょう。
■足関節の可動域訓練 足関節は手根骨と脛骨・腓骨からなり、掌背屈の動きをします。介護度の高い方は尖足が生じやすいため、特に背屈の動きをしっかりと行うことが重要です。アキレス腱が硬くなってしまっていると、背屈の動きが出しづらいです。やや膝を曲げ、踵骨の部分をしっかりと把持して動かしていきましょう。
■体幹の可動域訓練 体幹を回旋させる際は、しっかりと身体全体を“ねじる”動きを出すことが大切です。肩の部分をしっかりと押さえ、骨盤部分からしっかりと回旋させていくようにしましょう。両膝を立てた状態で行うと動かしやすくなります。
■筋緊張亢進者への対応(上半身) 筋緊張が高まった状態で上半身によくみられるのが、上肢が屈曲し身体に密着した状態で拘縮してしまっている肢位です。指や手首、肘、肩の順に、末梢に近い部分から少しずつ筋緊張をゆるめるように、ゆっくりと伸展させていきましょう。以下の2点に注意して行います。 1.急に力をかけず、ゆっくりと持続伸張をかけていく 2.指で掴むようなことはせず、広い面積で把持する
■筋緊張亢進者への対応(下半身) 筋緊張が高まった状態で体幹~下半身によくみられるのが、股関節が身体の内側に入ってしまい、身体がねじれているような状態で拘縮してしまっている肢位です。まずは身体を正中位に戻すように股関節の緊張をゆるめ、膝をゆっくりと伸ばしていきます。少しずつゆっくりと伸展させていきましょう。以下の2点に注意して行います。 1.急に力をかけず、ゆっくりと持続伸張をかけていく 2.指で掴むようなことはせず、広い面積で把持する